これは旨い!
池野美映さんについて
ホームの画像もそうですが、この記事の画像も同じヴィンテージのワインです。この記事の画像は、星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳のレストランで撮ったものです。このドメーヌを運営しておられるのは池野美映さんという女性醸造家。星野リゾートさんの紹介によると、フランスの国立大学の薬学部D.N.O.(フランス国家資格ワイン醸造士)専攻でD.N.O.資格取得後、公立ワイン技術研究所での研修と南仏、ブルゴーニュでのワイナリー勤務を経て、帰国後このドメーヌをたちあげたそうです。因みにドメーヌとは自社所有のブドウ畑からとれたブドウでワインを醸造、瓶詰まで一貫してやる生産者の事です。他人のブドウやブドウ果汁を買って醸造する生産者をネゴシアンと言います。フランスには優れたネゴシアンが多く存在しまた、ドメーヌとネゴシアンの両方をやっている生産者も多くいます。でも、一人でワイナリーを立ち上げるって大変な苦労があったと思います。はじめ、開墾するときに、畑に猫の足跡がたくさんあって、それを株式会社の名前(フランス語レ・パ・デュ・シャ)にしたそうです。エチケットに猫の姿が描かれているのはそのためでしょうか。
とても日本ワインとは思えない
初めて香りに出会ったときは、ブルゴーニュかと思いました。それは、私だけじゃなくその場にいたメンバーがみなそう思ったようです。バランスのいい果実味や紅茶っぽいニュアンス、程よいタンニン、酸はブルゴーニュほど高くなく、まろやかです。余韻は長いです。初めて飲んだときは、あくる日までニュアンスがありました。こういうワインはそれだけでおつまみ程度で楽しみたいですが、料理と合わせるなら、ずっしりとしたステーキなどは合わないように思います。多分パスタなら、ボロネーゼなどどうでしょう?トマト料理などは合うと思います。和食ではマグロの刺身なんかどうでしょうね?でも、いいワインはそれだけで、まったりと楽しみたいですね。
でも簡単に手に入らない
私はワイナリーツアーでいったときに、ディナーを食べたリゾナーレ八ヶ岳のワインショップで買いましたが、実際手に入りにくいです。生産本数が極めて少ないですから、なんせピノノワールなんて、2800本くらいしか生産してませんから、毎年瞬く間に売れるでしょうね。でも、リゾナーレに行けば、在庫あるみたいです。やはり、手に入れるには、それなりの事しないとだめなんでしょう。私は、ワインはデパートのワイン売り場で買うか、そうでなければ、リピートで買ってるオンラインショップ、ワイナリーのショップ、です。オンラインで買うには、間違いないところで買いたいですから、ソムリエさんからの情報か、じぶんでリピートして確かめるしかないですね。
日本ワイン
2018年に日本ワインというものが定義され、それから、地理的表示も山梨などこれからだんだん増えてくるでしょうし、産地表示も厳格になって、日本の食品もやっときっちりしてきて、これから世界に追いつかないといけなせんね。今までひどかったと思います。一方で、賞味期限などつくって、それはとやかくいうくせに、産地や品物の製法などはボロボロな法律でした。でも、そんな法律とは別に日本のワイナリーをやっている若手の醸造家さんは、よく頑張ってると思います。別に上から目線じゃないですが、近年非常に良いワインが多いです。ある程度値段が高くなるのは、日本で作っている限り仕方ないことでしょう。良いワインが作られて、それを消費者を含め護っていくような日本の風土ができなければ意味がないと思います。